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2023.10.13
この記事では、これから2階建てを建てようと考えている方に必要な情報をわかりやすくまとめて解説します。
一口に2階建てと言ってもさまざまなバリエーションがあり、家族構成やライフスタイルで理想的な間取りは変わります。今回は暮らしやすい2階建てを建てるための基礎知識や考え方のポイントを紹介しますので、ぜひマイホームづくりの参考にしてみてください。
2階建ての理想的な間取りは、土地の広さや周辺環境、家族構成や予算、趣味や仕事などさまざまな要素で変化します。仮に同じ家族構成の成功間取りをそのまま取り入れても、ご自身にとって理想のマイホームになるとは限りません。
またライフスタイルや建築技術も日々変化していますので、間取りアイデアのトレンドも移り変わっていきます。例えば住まいの気密性・断熱性が向上したことで、リビング階段や吹き抜けのデメリットに対応できるようになり、選びやすくなりました。
まずはたくさんある選択肢や考え方を把握して、ご家族のライフスタイルに合った2階建ての間取りを上手に見極めましょう。
2階建ての間取りは大きく分類すると、部分2階建て・総2階建てに分かれます。それぞれのメリット・デメリットを把握して、スムーズな間取りづくりに役立てましょう。
1階部分が2階より広い間取りを部分2階建て、または部分平屋建てと呼びます。
※部分2階建てのメリット
・広いリビングをつくりやすい
1階の床面積を確保しやすい部分2階建ては、広くて開放的なリビングをつくれるのが特徴です。2階の床がない部分は、屋根の形を活かした勾配天井で開放感をアップできるのもメリット。
※部分2階建てのデメリット
・広い土地が必要になる
・建築コストは高め
部分2階建ては1階部分の床面積が大きいため、広い土地を確保する必要があります。また屋根・基礎の面積が大きくなるため、建築コストも多めにかかります。
総2階建てと同じ床面積を部分2階建てで確保するためには、少し多めに予算を用意する必要があるでしょう。
上下階が同じ形の間取りを総2階建てと呼びます。
※総2階建てのメリット
・コストパフォーマンスが良い
・工期を短縮しやすい
・メンテナンスコストを抑えやすい
・土地を有効活用できる
総2階は凹凸の少ないシンプルなシルエットをつくりやすく、材料や工程を減らせるためコストパフォーマンスの良い家づくりができるのがメリット。入隅・出隅を減らすことで、コーナー部材や板金加工の手間を減らせるのです。凹凸が少ない家は外壁のひび割れや雨漏りなど不具合リスクも少なく、メンテナンス費用の節約効果も。
また1階の床面積を抑えることで、駐車場やお庭などを確保しやすいのも総2階建ての特徴です。
※総2階建てのデメリット
・単調なデザインになりやすい
・高さの制限を受けることがある
総2階建てはシルエットがシンプルなため、単調なデザインになってしまうリスクがあります。窓やアクセントを上手に配置したり、外構も含めたトータルコーディネートをしたり、工夫が求められます。
また総2階建てにすると、北側斜線制限や道路斜線制限など高さの制限に引っかかることもあるため、土地探しの段階でしっかり確認することも大切です。
2階建てではワンフロアごとの効率だけでなく、上下階の重なりによる音や振動のことまで考えることが大切です。
例えばリビングの真上に子供部屋があると、テレビや話し声でなかなか眠れない状況が考えられます。逆に昼間お友だちが来ていると、リビングにいるとき足音が気になるかもしれません。
防音性の高い構造の住宅会社を選ぶことで多少対策はできますが、間取り側でも工夫して快適な空間をつくりましょう。
2階建ての間取りづくりでは、なるべく階段の上り下りを減らした効率的な動線の工夫も求められます。
例えば1階に洗濯機置き場、2階にバルコニーがあると、重い洗濯カゴを持って階段を上らなければなりません。家事はもちろん、毎日の生活をシミュレーションして、通る頻度が高い動線を効率的にまとめましょう。
階段下や小屋裏など、2階建てのデッドスペースをうまく活用するのも上手な間取りのポイントです。
例えば階段下は物置やトイレにするのが定番ですが、スケルトン階段にしてデスクスペースとして活用する方法もあります。小屋裏もロフト・書斎やキッズスペース・収納など、目的に応じてさまざまな活用方法があります。
マイホーム全体のバランスを考え、デッドスペースを活用して足りない部分を補ってみましょう。
上下階の必要な場所に、ちょうど良い量の収納を配置するのも大切なポイントです。
十分な収納量があっても、上下階のバランスが悪いと暮らしにくい住まいになってしまいます。1階で必要なものをわざわざ2階に取りに行くのは大変ですよね。
前述した動線とのバランスを考えながら、使いたい場所の近くにさっと物を取り出せる収納を配置しましょう。
マイホームは数十年単位で過ごす場所ですから、老後もそのまま暮らせる間取りを考えることも大切です。
お子さんが巣立った後は1階で生活が完結するような間取りだと、階段の上り下りがないので生活しやすくなります。2階リビングの間取りにするなら、階段昇降機やホームエレベーターの後付けなども視野に入れておくと無駄がありません。
玄関回りも手すりやスロープを後付けできるように、少し広めにしておくと老後まで暮らしやすいでしょう。
・対面キッチン
・パントリー
・ウォークインクローゼット
・シューズクローク
・ランドリースペース
・リビング階段
・吹抜け
・畳コーナー
・デスクスペース
・回遊動線
・ ルーフバルコニー
・インナーガレージ
上記のように2階建ての人気間取りは代表的なものだけでもたくさんあり、ご予算やライフスタイルにマッチしたものを採り入れることが大切です。
例えばご家族が多い方、アウトドアやスポーツなどの趣味をお持ちの方は、玄関と土間続きのシューズクロークをつくると暮らしやすさが大きくアップするでしょう。家族が集まる気持ち良いリビング空間が欲しいなら、吹抜けやリビング階段の間取りアイデアがおすすめです。
トイレを2階にも設けるかどうかは、間取りづくりで悩む方が多いポイントです。
トイレが2か所あると朝などに渋滞しにくく、スムーズな暮らしができるのがメリット。また寝室が2階にある場合、夜トイレに起きたとき1階まで下りなくて済むのも便利です。
しかしトイレを増やすことで床面積が圧迫され、建築費用・メンテナンスコストが増加するのがデメリット。家族の人数と使い方をシミュレーションして特に不便を感じなければ、トイレは1か所で十分なケースもあります。
どちらが良いかは人それぞれなので、トイレを利用するシーンをリアルにシミュレーションしながら検討してみてください。
2階建ての間取りは、リビングをどこに配置するかで大きく変わります。
1階リビングはバリアフリー対応が可能で老後まで暮らしやすく、お庭とのつながりも良いのでアウトドアリビングを有効活用できるのが魅力。
一方2階リビングは採光や眺望を確保しやすく、明るく開放的な居住空間を求める方に人気です。ただし階段の上り下りが負担になるケースが多いため、効率的な動線づくりなどの工夫が求められます。
それぞれメリット・デメリットがあるので、ライフスタイルに照らし合わせてしっかり比較検討しましょう。
住宅寿命が延びている現代では、老後の暮らしやすさを見据えて平屋と2階建てで迷う方も多いようです。
階段のない平屋は移動の負担が少なく、老後も安全・快適に暮らしやすいのが大きなメリット。2階の重量がかからないため構造的に強く、将来のメンテナンスコストを抑えられるのも魅力です。
一方2階建てより広い土地が必要になり、屋根・基礎などの面積も広くなるため初期費用は多めにかかります。
2階建てだと十分な床面積を確保できないときは、3階建てにするのも一つの考え方です。
広い土地を選ぶのが難しい都市部でも、3階建てなら十分な床面積と部屋数を確保できる可能性が高くなります。
ただし階段が増える分動線の工夫が必要になり、実績のある住宅会社に相談することが重要となります。
2階建ては間取りの選択肢が多いため、ライフスタイルに合ったアイデアを上手に取り入れることが大切です。考えるべきポイントが多く大変に感じますが、理想のマイホームを建てるために一つずつ取り組んでいきましょう。最初はモデルハウスなどを活用して、2階建ての間取りアイデアや雰囲気をチェックするのがおすすめです。
クレバリーホームでは、暮らしやすい2階建ての間取りアイデアをご体感いただけます。間取りのこと、土地のこと、資金計画のことなど、なんでもお気軽にご相談ください。
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