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2023.09.29

土間のある家のおしゃれな施工実例|メリット・デメリットを把握しよう

現代の住まいではフローリングが主流ですが、用途やライフスタイルが広がる土間のある家が注目されています。

靴のまま出入りできる土間は、お庭と室内をつないでさまざまな用途で活躍してくれます。またオリジナリティのある間取りになるので、お部屋のアクセントになるのも特徴。

しかし、土間はあまりなじみのない間取りなのでどのようにつくれば良いか分からず、不安に感じる方も多いでしょう。

今回はマイホームに土間をつくるメリット・デメリットを詳しく掘り下げ、おしゃれな施工実例もご紹介します。

 

土間のある家のメリット

住まいの中の土間には、用途・デザイン性の2つのメリットがあります。

汚れやキズを気にせずさまざまな使い方ができる

元々土足で歩くための土間は、汚れやキズに強いためフローリングではできない使い方が広がります。

※土間の用途例

・ロードバイクやアウトドア用品のお手入れ

・お子様やペットの遊び場

・近所の方を招くコミュニケーションスペース

・雨の日の室内干し

・ガーデニングの収穫物の置き場

趣味道具のお手入れは屋外でも可能ですが、室内の土間スペースなら天候に左右されずいつでも快適に行えます。お子様やペットと一緒に遊んだり、近所の方を招いてちょっとお話したり、土間はコミュニケーションスペースとしても優秀です。

場所に困る雨の日の室内干しやお庭で採れた野菜など、室内に置きにくい物の一時保管場所としても活躍してくれます。

おしゃれな印象をつくりやすい

土間をつくることで空間に変化が生まれ、おしゃれな印象のお部屋に仕上げやすいのも大きなメリットです。

室内の土間は最近見かけることが少ない間取りなので存在感が大きく、オリジナリティのある印象をつくりやすいです。フローリングと土間で素材や高さが切り替わるため、お部屋に立体感や高級感が生まれるのも特徴。

ほかの家と被らない、世界に一つだけのマイホームを建てたい方にも、土間はおすすめの間取りアイデアです。

土間のある家のデメリット

どんな間取りにもメリット・デメリットがあり、土間も例外ではありません。まずはデメリットを把握して、しっかり対策できるよう準備しましょう。

居住空間が狭くなる

家の中に土間をつくることで、その分普段過ごす居住空間や収納スペースは狭くなるので要注意。使いやすくおしゃれな土間があっても、リビングや収納が狭くなり逆に住みにくい家になってしまう可能性もあります。

土間と室内空間のバランスを良く考え、それぞれのつながりや床面積を調整してみてください。

冷えを感じやすい

土間のある家はフローリングより冷えを感じやすく、冬場は寒くなるのも注意すべきデメリットです。

フローリングは床下空間があり、断熱材を使用することで地面からの底冷えを軽減しています。しかし土間は床下空間がなく、熱伝導性の高いモルタルやタイルで仕上げるため底冷えしやすいのです。

特にリビングなど居住空間に土間をつくる場合は、断熱材を入れるなどして対策しましょう。断熱材を入れることで土間の温度が下がらず、冷えだけでなく温度差による結露防止にもなります。床暖房や薪ストーブなど、輻射熱でじっくり温める暖房器具と組み合わせるのも効果的な対策です。

設計が難しい

現代では土間のある家で暮らした経験がある方は少ないため、使いやすい間取りを考える難易度は高めです。

とりあえずリビングの一部を土間にしたような間取りだと、動線や使い勝手が悪く失敗してしまう可能性があります。実際に土間のある家を設計・施工した実績のある住宅会社に相談して、使いやすい間取りを提案してもらいましょう。

フローリング側でほこりが気になりやすい

土間の使い方によっては、砂・土ほこりが舞ってフローリング側の汚れが気になる可能性もあります。

靴のまま入る土間は砂や土汚れを持ち込みやすく、お子様やペットが元気に走り回るとほこりが室内に広がりやすいです。掃き掃除もほこりが舞いやすいので、蛇口を付けておいてサッと水洗いできると対策になります。

土間の種類

一口に土間と言っても、使用する建材や仕上げ方法はさまざまです。お部屋のデザインに大きく影響しますので、代表的なものをチェックしていきましょう。

三和土

三和土の土間

三和土(たたき)は、赤土・砂利をベースに消石灰とにがりを混ぜてつくる土間の種類です。セメントがなかった時代から日本で用いられてきた仕上げ方法で、ナチュラルかつ伝統的な雰囲気をつくれるのが特徴です。

現代では扱える職人が少なくなっているため、一般的な注文住宅で見かけることはあまりありません。

モルタル

セメントと砂を混ぜてつくるモルタルは、三和土に代わって土間に用いられることが多くなった仕上げ方法です。

水を加えて練り上げ、職人が手塗りするモルタル土間は、表面の仕上げバリエーションが豊富なのが特徴。なめらかな鏝(こて)仕上げ、表面に模様をつける刷毛引き仕上げなど、好みに合わせて選ぶことができます。

シンプルな仕上げ方法なので、内装デザインを選ばず合わせやすいのもモルタル土間のメリット。

タイル

タイル土間

タイルはサイズ・カラー・柄のバリエーションが豊富なため、おしゃれな土間をつくりやすいのが特徴です。タイル選びでガラッと雰囲気が変わるため、土間をお部屋のアクセントにしたい方におすすめ。同じタイルを敷き詰めたり、色柄をランダムに使い分けたり、オリジナリティのある土間をつくれるのも魅力的、

タイルは水分に強く汚れが染み込みにくいので、土足で歩いても美しい状態をキープできるのもメリットです。

天然石

大理石や御影石などの天然石を敷き詰めて土間にする仕上げ方法もあります。一つひとつ色味が異なる天然石は、豪華な印象をつくりやすいのが特徴。タイル同様水分や汚れには強いですが、施工費用は高くなる可能性があります。

土間のある家のおしゃれな施工実例

実例

玄関土間に自転車を収納するためのスペースがあり、趣味のアイテムが素敵なアクセントになっています。。帰宅時そのまま片付けることができ、自転車の手入れも玄関土間で行うことができます。

土間のある家づくりのポイント

最後に、土間のある家をつくるときに意識すべきポイントをまとめてチェックしましょう。

土間の使い方を考える

前述したように土間は用途が広いのが特徴ですが、あらかじめどんな使い方をするのか考えることが大切です。例えば、リビングの一部をなんとなく土間にしただけでは、中途半端で使わなくなってしまう可能性が高いです。逆に言えば、土間が無いと実現できない用途や過ごし方が無ければ、お金をかけてつくる必要はありません。

まずは土間で何をするのか明確にして、収納やコンセント、動線などをしっかり考えましょう。

使いやすい動線を考える

家の中の土間を考える際は、使い勝手の良い動線計画を立てることも大切です。

せっかく土間があっても、わざわざ遠回りをするような動線だと効率が悪く、ストレスも溜まります。外履きを脱いだり履いたりする回数が多い動線も、不便に感じてしまうでしょう。

最初に考えた土間の使い方ごとに動線をシミュレーションして、無駄のない間取りを考えなければいけません。土間単体ではなく、ほかの間取りとのつながりも踏まえて動線計画を建てましょう。

まとめ

土間のある家は、フローリングではできないライフスタイルを実現したい方におすすめの間取りアイデア。幅広い用途に応えてくれるので、リビング・玄関・収納などいろいろな間取りと組み合わせてみてください。

クレバリーホームは全国のモデルハウスで、理想のマイホームづくりをサポートしています。おしゃれな室内土間はもちろん、幅広い間取りアイデアで、理想のライフスタイルを形にしていきます。ぜひお近くのモデルハウスで、実際に間取りアイデアを体感してみてください。


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