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2024.01.19
最近はフローリングの洋室がメインで、和室のある家は減ってきました。しかし、おしゃれで使い勝手の良いリビング畳コーナーは、今でも根強い人気を持つ間取りアイデアです。
リビング畳コーナーはお子様の遊び場・アイロンがけ・在宅ワークなど用途が広く、ライフスタイルが多様化している現代の家づくりにぴったり。
しかしフラット畳・小上がり畳など目的に合わせて間取りを考えないと、後悔につながる恐れもあります。
そこで今回は、間取りづくりの参考になる、リビング畳コーナーを採用したおしゃれな施工実例をご紹介します。
後半ではリビング畳コーナーで後悔しやすいポイントと対策をお伝えしますので、ぜひ最後までチェックしてみて下さい。
最近はどのお住まいもフローリングの間取りがメインになっていますが、私たち日本人のライフスタイルにマッチする畳の間取りも根強い人気を持っています。
特に最近は本格的な和室ではなく、リビングの一角に設ける畳コーナーが人気です。リビング畳コーナーは多目的に使えるのが大きなメリットです。
※リビング畳コーナーの活用例
●赤ちゃんのおむつ替えや着替え
●お子様の遊び場やお昼寝
●アイロンがけや洗濯物の整理
●座椅子とローテーブルで在宅ワーク
●来客時の応接スペース
上記のように、リビング畳コーナー1つでさまざまな用途に対応できるのです。用途が広いのでライフスタイルが変化しても無駄にならないのも、リビング畳コーナーの魅力です。
またリビングの一部に畳コーナーをつくることで、和のデザインを取り込んで変化をつくれるのも人気のポイントです。次の章から、実際にリビング畳コーナーを取り入れたおしゃれな施工実例をチェックしていきましょう。
クレバリーホームがお手伝いした注文住宅の中から、おしゃれなリビング畳コーナーがある施工実例をピックアップしました。それぞれの詳細ページにお住まい全体の写真や情報もあるので、気になるおうちがあったらぜひチェックしてみてください。
リビングに設けた約3帖のフラット畳コーナーは、キッズスペースとして大活躍。対面キッチンから見守れるので、家事と子育てを両立できます。
しっかり収納も用意することで、おもちゃでリビング全体が散らかるのも防げます。
こちらは広々としたLDKに、小上がり畳コーナーを設けた間取り実例です。LDKの動線を妨げないレイアウトで、畳の雰囲気が空間のおしゃれなアクセントとしても機能しています。
掘りごたつ式のスタディコーナーも併設し、お子様の宿題や勉強、遊び場としても活躍しています。
リビングに併設した小上がり畳コーナーは、お子様の着替えや遊び場、家族のコミュニケーションなどさまざまなシーンで活躍。キッチンから目が届く場所にあるので、お子様が遊んでいるときも安心ですね
小上がり畳コーナーは、床下を収納にできるのがメリット。お子様専用の収納にすれば、おもちゃなど自分のアイテムを自主的に片づける習慣づくりにも役立ちます。
日当たりの良い掃き出し窓に面した畳コーナーは、リビングのアクセントとなり、奥行きを活かして開放感を強調する役割も。
畳コーナー内にクローゼットを設けて、サニタリーでお子様の身支度を整えてから着替えて出かけるまでの動線もスムーズに。
おしゃれでメリットがたくさんあるリビング畳コーナーですが、よく考えて配置しないと後悔してしまう可能性もあります。後悔しやすいポイントを1つずつピックアップして、対策とセットで覚えておきましょう。
畳コーナーは狭すぎても不便ですし、広すぎるとリビングに圧迫感が出て後悔してしまうことがあります。一般的な畳コーナーは2～4.5帖が多いですが、適切な広さはリビングとのバランスや使い方によって異なります。
お子様のお昼寝や遊び場なら2～3帖の畳コーナーでも十分ですが、家族で談笑したり大人用の布団を敷いたりするなら少し狭いかもしれません。
畳コーナーをどんなシーンで使うのかシミュレーションして、ちょうど良い広さを考えてみてください。
存在感のある畳コーナーはリビングのアクセントにピッタリですが、何も考えずにつくるとちぐはぐな印象になってしまうケースも。
モダン・アメリカン・フレンチなど洋風の印象が強いテイストは、畳の存在感が逆効果になることもあります。
リビング全体のバランスを考え、畳のカラーや並べ方などデザインを調整してみましょう。
リビングのフローリングと段差のある小上がり畳コーナーは、小さなお子様のケガの心配があるので注意が必要です。お子様が足を引っかけて転倒したり、畳コーナーから落ちてケガをしたりするケースなどが考えられます。
お子様が小さいうちはベビーゲートで行動範囲を制限するなど、危険を回避することも考えましょう。
せっかくリビングに畳コーナーをつくったのに、気が付いたら物置状態になってしまうケースも少なくないようです。
畳コーナーは色々な使い方ができて便利な反面、物が集まって生活感が出てしまうことも。
対策として、施工実例で紹介したような床下収納・クローゼットなどの収納をしっかり設けるようにしましょう。
間仕切りのないオープン畳コーナーは、プライバシー性が求められる個室としての使い方には向いていません。
仕事や趣味に集中できる書斎、来客用の寝室などの用途を求めるなら、畳コーナーより和室の方が向いているでしょう。
リビング横の和室も使い勝手の良い間取りなので、目的に合わせて比較検討してみてください。
段差のないフラット畳コーナーは、フローリングからのホコリが入りやすいため後悔するケースもあります。
リビングの動線に近い場所だとホコリが畳に入りやすいため、お子様のお昼寝や洗濯物の整理などに使うとき気になるかもしれません。
フラット畳コーナーをつくる場合は、こまめにフローリングをお掃除してホコリの侵入を軽減しましょう。収納を充実させて床に物を置かないようにして、ロボット掃除機を使えるようにすれば負担も少ないです。
フローリングより一段高い小上がり畳コーナーはホコリが侵入しにくい反面、段差を乗り越えられないためロボット掃除機は使えません。手でロボット掃除機を持ち上げるのは手間ですし、落下して故障するリスクも考えられます。
小上がり畳コーナーをつくる場合は、ご自身で畳の掃除をする方法と手間まで把握しておきましょう。
キッズスペースをメインに考えて畳コーナーをつくると、お子様の成長後に使わなくなってしまい後悔するケースも。赤ちゃん～小学校の10年前後は重宝しますが、大きくなると学校や自室で過ごす時間が増えるため使用頻度が少なくなります。
前述したように畳コーナーはレイアウト次第でさまざまな用途に使えるので、お子様が成長した後の使い方まで考えましょう。例えばコンセントや収納を備えておけば、アイロンがけにも使いやすくなります。
リビング畳コーナーは便利でおしゃれな間取りアイデアですが、なんとなくつくると失敗・後悔してしまう可能性もあります。リビング全体の動線やデザイン、用途などをしっかり考え、理想の畳コーナーをつくりましょう。
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