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2024.02.02
注文住宅の後悔ポイントとして挙げられることが多い、収納にまつわる失敗。収納は多すぎても少なすぎても困るため、ライフスタイルに合わせて適切な量を確保する必要があります。
また、一口に収納と言ってもたくさんの種類やアイデアがあり、レイアウトや使い勝手に合わせることも大切です。
初めての注文住宅づくりでは収納について何から考えて良いか分からず、悩む方がほとんどです。
今回は注文住宅で人気の収納間取りアイデアを見ながら、失敗しない考え方を覚えていきましょう。実際に建てられた注文住宅の収納間取り実例も紹介しますので、ぜひマイホームづくりの参考にしてください。
マイホームづくりにおいて、収納は後悔する人が多いポイントです。使い勝手の悪い収納は生活効率を低下させ、物があふれて圧迫感や生活感の原因になってしまいます。
逆に言えば、使い勝手の良い収納をしっかり確保すれば、暮らしやすい注文住宅を建てられる可能性が高いということです。
しかし、適切な収納量やレイアウトは人によって異なり、決まった形がないのが難しいポイント。まずはどんな収納アイデアがあるのか広く把握し、ご自身のライフスタイルに合う物をカスタマイズしながら採り入れていくのがおすすめです。
最近はライフスタイルの多様化に伴い、注文住宅の収納間取りも変化しています。人気の収納間取りアイデアをご紹介しますので、ご自身のライフスタイルに照らし合わせてチェックしてみてください。
玄関と土間続きのシューズクロークは、注文住宅で採用率が高い人気の収納間取りアイデアです。
シューズクロークは、一般的なシューズボックスより玄関の収納力を大きくアップできるのがメリット。お子様の遊具やスポーツ用品など、靴以外のアイテムを収納できるのも人気のポイントです。
屋根裏のデッドスペースを活用できる小屋裏収納は、昔から人気の高い間取りアイデア。床面積を使わずに収納力を高められるので、居住スペースとのバランスを取りやすいのが小屋裏のメリットです。
常温の食材や調理器具などを収納するパントリーは、キッチンのお料理効率を高める間取りアイデアです。小部屋タイプ・壁面収納タイプなどバリエーションがあり、キッチンのレイアウトや広さに合わせて設置することも可能です。
家族の衣類を一か所でまとめて管理できるファミリークローゼットも、最近の注文住宅で人気が高まっている間取りです。ファミリークローゼットとランドリールームを連携して、洗濯動線を効率よくまとめるケースも多いです。
具体的に注文住宅の収納間取りをつくるときは、基本的な考え方のポイントを押さえておくことが大切です。
どの収納アイデアにも共通する考え方なので、間取りづくりの前に覚えておきましょう。
まずは、ご家族全員の持ち物やライフスタイルの変化をふまえて、必要な収納量を把握しましょう。
戸建て住宅の収納量の目安は、延床面積の10~15%と言われています。ただし、あくまで目安なので、単純計算で収納量を決めてしまうと多すぎてムダになったり少なすぎて住みにくくなったりする可能性があります。
まずは、今のお住まいの収納量の過不足を確認してみましょう。収納量の基準が分かりやすくなります。不要な物があると正確な収納量が分からないので、整理してから考えるのがおすすめです。
使いやすい収納をつくるためには、しまうアイテムの種類に合わせることも大切です。
例えば、衣類やタオルなどを入れるクローゼットは、棚板やハンガーパイプが必要です。しかし、季節家電や衣替えの衣類など出し入れ頻度が低いアイテムをしまう納戸なら、細かく区切らない方が便利かもしれません。
しまうアイテムと使い方をシミュレーションして、棚板のレイアウトや扉の有無などを考えてみてください。
注文住宅の収納は、使う場所の近くに配置することも大切なポイントです。
極端な例ですが、リビングで使うものを廊下の収納にしまうと、わざわざ取りに行く手間がかかり不便です。
玄関・サニタリー・寝室など、各間取りで使うアイテムをリストアップして、バランス良く収納を配置してみましょう。
快適な暮らしをキープするために荷物を増やさないことも大切ですが、お子様の成長や新たな趣味なども見据えて収納計画に余裕を設けることも必要です。
収納は中身をパンパンに詰めてしまうと、奥の物を出し入れしにくくなり使い勝手が低下します。
現在のライフスタイルにぴったり合わせるのではなく、今後数十年のことを考えて少し余裕を設けてみてください。
クレバリーホームがお手伝いした注文住宅やモデルハウスの中から、収納間取り実例をピックアップしてご紹介します。
大容量のシューズクロークで玄関の収納力をアップし、広々とした空間に。
お気に入りのスニーカーを見せる、おしゃれなアパレルショップのような雰囲気に仕上げた玄関です。中身が見えて出し入れ効率が良いのもうれしいポイント。
リビングのフローリングから一段上がったタタミコーナーをつくり、床下を収納スペースとして有効活用。デッドスペースを活用できる効率の良い間取りアイデアです。
室内干しできるサニタリーの隣に、ファミリークローゼットを設けて洗濯動線をコンパクトにまとめました。
吊戸棚のないオープンキッチンの近くにパントリーを配置し、収納力をしっかり確保。ワークトップから距離が近いので、必要な物をサッと取り出せて便利です。
対面キッチンのダイニング側を収納として有効活用するのも1つのアイデアです。お子様のおもちゃや日用品を収納できて便利ですね。
主寝室にウォークインクローゼットを併設し、あえて扉を設けずサッと今日の一着を選べる間取りに。ウォークインクローゼットの中だけクロスを変えるのもおしゃれです。
ウォークインクローゼットを左右に分け、ご夫婦の衣類を分類できるようになっています。
収納の量と使い勝手は、注文住宅の住みやすさや満足度を左右する大切なポイントです。多すぎると居住スペースが圧迫され、少なすぎると物があふれてしまうためちょうど良い収納量を考えましょう。今回ご紹介した収納間取りアイデアを、ライフスタイルに合わせて上手に採り入れてみてください。
クレバリーホームでは、トレンドの収納間取りアイデアを実際にご体感いただけます。ぜひお気軽にご来場ください。
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