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2024.06.28
そろそろマイホームを・・・と検討を始めたとき、マンションと戸建てどちらを選ぶべきか迷う方は多いでしょう。
「マンションは資産価値が高い」「戸建ては自由度が高くて暮らしやすい」など、いろいろな意見があり悩みますよね。
マンションと戸建てにはそれぞれメリット・デメリットがあり、どちらが向いているかはライフスタイルや住まいに対する要望によって変わります。
そこでこの記事では、マンション・戸建ての違いについて、資産価値・維持費・老後の暮らしなどジャンルごとに比較検討します。
最後に、マンション・戸建てどちらが向いているか判断するためのポイントをまとめますので、ぜひマイホーム取得の参考にしてください。
まずは、マンション・戸建ての軒数や一般的なメリット・デメリットなど、基本的な違いについてチェックしていきましょう。
年 | マンション | 戸建て |
---|---|---|
令和元年 | 117,803戸 | 147,522戸 |
令和2年 | 107,884戸 | 130,753戸 |
令和3年 | 101,292戸 | 141,094戸 |
全国の新築住宅の着工数は、マンションより戸建ての方が多いです。エリア別では、東京・大阪などの大都市圏はマンションが多く、土地相場が安い地域は戸建ての方が多い傾向があります。
● 利便性が高い物件が多い
● 防犯面の安心感が高い
● 清掃や管理を任せられる
マンションは駅前や商業地域などのエリアに多く、通勤通学や買い物などの利便性が高いのがメリット。またオートロックや管理人が常駐するマンションは、防犯面の安心感も高いです。共用廊下の清掃や外観のメンテナンスなど、管理を一任できるのも魅力的なポイント。
● 専有面積が狭い
● 生活音や振動が気になりやすい
● 新築物件の価格が高め
● ランニングコストがずっとかかる
● リフォーム・リノベーションの自由度が低い
共同住宅であるマンションは戸建てより専有面積が狭くなり、隣接する家の生活音や振動が気になりやすい点がデメリット。また利便性が高いエリアの新築マンションは、価格が高めで頭金や住宅ローンの負担も大きい傾向があります。
また、住宅ローン完済後も共益費・管理費・積立修繕金などのランニングコストがずっとかかるため、トータル費用は高くつくケースも。構造や管理規約で間取り変更や設備交換が制限されていることも多く、将来のリフォーム・リノベーション自由度が低いのも注意点です。
● 延床面積を確保しやすい
● 注文住宅は間取りを自由に選べる
● 騒音トラブルのリスクが少ない
● 庭や駐車場を確保できる
● 土地の資産価値が残る
戸建てはマンションより広い延床面積を確保しやすく、注文住宅なら間取りを自由に選んでライフスタイルに合わせられるのがメリット。隣の家と隣接していないため騒音トラブルのリスクが少なく、子育てや楽器演奏をする方にも向いています。
敷地をお庭や駐車場として活用でき、築年数が経っても土地の資産価値が残るのも戸建ての魅力的なポイント。売却や建て替えなども自分の一存で決められます。
● 自分で維持管理する必要がある
● 住宅会社によって耐久性や性能の差が大きい
戸建ては外壁塗装などのタイミングを自分で決める必要があり、適切にメンテナンスしないと寿命が短くなることも。
建てる住宅会社によって耐震性・断熱性の差が大きく、コストパフォーマンスの判断が難しい点もデメリットと言えるかもしれません。
ただし、逆に言えば、性能が高く信頼できる住宅会社を選べば、戸建てのデメリットには対策することが可能です。
マイホーム取得において重要となる購入価格の違いを、マンション・注文住宅の平均でチェックしてみましょう。
物件の種類 | 所要資金 |
---|---|
マンション | 4,848万円 |
土地付注文住宅 | 4,694万円 |
全国平均で比較すると、所要資金は戸建てよりマンションの方が高くなるようです。特にここ数年は東京都心を中心にマンションの高騰が続いていて、人気エリアだと購入しやすい価格帯の物件が見つかりにくいようです。分譲マンションは間取りプランと販売価格が決まっているため、購入費用を調整しにくいのも難しいポイント。
一方、注文住宅は予算に合わせて住宅会社や仕様を変えて、費用総額を調整できるのが特徴です。平均価格だと154万円の差ですが、効率の良い間取りや土地選びの工夫でさらに費用を抑えることも可能です。
購入後の資産価値については、マンション・戸建てどちらも築年数と共に下落していくため、どちらか一方が優れていることはありません。
画像引用元:築年数から見た首都圏の不動産流通市場(2022年)
上記のように、マンション・戸建てどちらも築年数が経つと平均価格が低下していきます。築年数によって下落幅に差はありますが、25~30年ごろにかけて徐々に資産価値が減っていく傾向です。
住宅需要が高い人気エリアでは、築年数が経っても資産価値が低下しにくいマンションが多い傾向もあります。しかし、マンションの敷地は床面積に応じた区分所有になるため、戸建てより土地の資産価値は低めです。
このように、立地条件によって資産価値は大きく変わるため、マンション・戸建てどちらが良いか決めるのは難しいでしょう。
建物の維持費については、マンションは毎月の修繕金を積み立て、戸建ては自分でリフォーム費用を用意する点が異なります。
マンションの積立修繕金は、大規模修繕計画をもとに毎月の金額が決定されます。そのため、外壁塗装や給排水管の入れ替えなどのタイミングで、まとまった出費がかからないのがメリット。
一方、修繕計画や工事の委託先をコントロールできないため、マンションによっては積立修繕金が割高で大きな負担になるケースもあります。また、積立修繕金は固定ではなく、マンションの状態や大規模修繕計画によって変動します。築年数が経つと積立修繕金が高くなる傾向があり、生活が苦しくなるケースも。近年は資材や人件費の高騰も積立修繕金に影響しており、当初の倍以上になる可能性もあり得ます。
さらに、最近は少子高齢化によってマンションの空室率が上昇し、積立修繕金が集まらず管理やメンテナンスが行き届いていない物件もあるようです。
一方、戸建てのメンテナンスは自分でタイミングや依頼先を選べるため、費用を調整できる点がメリットです。相見積もりでコストパフォーマンスが高い施工会社を選べるのも、戸建ての魅力的なポイント。
マンションと違い自分でメンテナンス計画を立ててる必要がありますが、定期点検やサポート体制が充実している住宅会社を選べば安心です。
また、注文住宅なら、外壁タイルや陶器瓦など塗装が必要ない建材を選んで維持費を抑えることもできます。
老後の暮らしやすさはマンションが優れているイメージが強いですが、必ずしもそうとは言い切れません。
ワンフロアで生活が完結するマンションは、バリアフリーの観点から老後も暮らしやすいと言われることが多いです。しかし、戸建ても平屋や1階で完結する間取りを選べば、マンションと同じようにワンフロアで暮らせます。また、マンションの上層階は、停電などでエレベータが使えないときに階段を通らないと外出できないのもデメリット。
逆に、マンションは廊下や玄関の幅を変えられない物件もあり、介護や車いすの対応が難しいことが多いです。自由にリフォームできる戸建ては、老後のライフスタイルに合わせて間取りや設備を変えることができます。
また、マンションは住宅ローンを完済しても、毎月管理費や共益費、積立修繕金が発生する点にも注意が必要です。築年数が経つと管理費や積立修繕金が高くなる傾向があり、収入が減る老後の家計を圧迫する可能性があります。前述したように戸建ては維持費を自分でコントロールできるので、老後までの貯蓄や年金に合わせて無理のない資金計画を立てやすいです。
老後まで長く暮らしやすいマイホームを選ぶなら、マンションだけでなく1階で生活が完結する戸建ても検討してみてください。
最後に、マンション・戸建てそれぞれに向いている人の特徴をまとめておきましょう。
● 年収・購入資金に余裕がある
● 広さはそれほど重視しない
● 駅前など利便性の高いエリアに住みたい
● 建物のメンテナンスは管理組合に任せたい
上記にあてはまることが多い方は、マンションの暮らしが向いている可能性があります。駅前などの利便性が高いエリアでは、マンションの物件数が多いためライフスタイルに合った物件を探しやすいでしょう。ただし、利便性が高いエリアのマンションは購入費用や共益費・修繕金が高い傾向があるため、資金計画の余裕は必要です。
● 間取りやデザイン、設備にこだわりたい
● ゆとりのある住まいでのびのび暮らしたい
● 老後まで同じ住まいで快適に暮らしたい
● ガーデニングや子育てで庭を活用したい
ライフスタイルにピッタリなマイホームでのびのび暮らしたい方は、間取りやデザインをカスタムできる戸建て注文住宅が向いているでしょう。リフォームやリノベーションの自由度も高いため、老後まで同じ住まいで快適に暮らしたい方にもおすすめ。
ガーデニングなどの趣味やお子様の遊び場を確保したい方も、お庭のある戸建てが向いているでしょう。
マンションと戸建てはそれぞれメリット・デメリットがあり、どちらが向いてるかは人によって異なります。できるだけ先入観を持たずに、ご自身に合う選択を見極めるのが成功のポイント。将来のライフスタイルまで踏まえて、マンションと戸建てどちらが良いのか考えてみましょう。
マンションと戸建てで迷ったら、モデルハウスを見学していろいろ話を聞いてみるのがおすすめです。クレバリーホームのモデルハウスでは、戸建て住宅の間取りや雰囲気を体感しながら費用などについてご相談いただけます。見るだけ・聞くだけのご利用も大歓迎ですから、ぜひお気軽にご来場ください。
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