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2024.05.17
おしゃれな注文住宅を建てるなら、間取りや内装にこだわるのはもちろん、照明選びについても考えてみましょう。
用途や好みに合わせた照明を選ぶことで、住まいを暮らしやすく、おしゃれに仕上げることができます。
今回は、照明の種類ごとの特徴、具体的な決め方のポイントなどを詳しく解説します。照明選びでよくある後悔例と対策もセットで紹介しますので、ぜひ住まいづくりにお役立て下さい。
照明は夕方から夜間の明るさを確保するだけでなく、お部屋の印象を左右するデザイン面の役割も持っています。照明器具のサイズ・光の広がり方や色など、さまざまな要素でお部屋の見え方は変わります。
内装デザインにマッチする照明を選べば、お部屋の魅力がグッと高まります。逆に言えば、照明一つで残念な印象になってしまう可能性もあるということです。
注文住宅の間取りや内装を決めるときは、一緒に照明の種類や配置も考えることが大切です。ただ明るさを確保するだけでなく、住まいのデザイン性を高める照明選びを目指しましょう。
照明器具はたくさんの種類があり、それぞれデザインや得意分野が違います。まずは注文住宅で使われることが多い基本的な照明の種類をチェックし、目的に合わせて選べるようにしましょう。
天井に取り付けるシーリングライトは、注文住宅の多くの場所で使われる代表的な照明です。
シーリングライトはお部屋全体をまんべんなく照らすことができ、明るく開放感のある空間づくりに向いています。注文住宅では、リビング・寝室・子供部屋などのメイン照明に使われることが多いです。明るさや機能のバリエーションが豊富で、目的に合わせて選びやすいのもシーリングライトの特徴。
ただし、天井の目立つ場所に設置するため、サイズによっては存在感が大きく気になるケースも。また、お部屋全体を均一に照らすのは得意ですが、明暗を付けておしゃれな雰囲気をつくるならほかの照明と組み合わせる必要があります。
天井に埋め込むダウンライトも、注文住宅のさまざまな場所に使われる照明の種類です。
ダウンライトは天井面とフラットなので目立ちにくく、スッキリした印象でお部屋に圧迫感が出にくいのがメリット。リビングや寝室など広いお部屋では複数のダウンライトを使うので、数や配置で明るさ・デザインを調整できるのも特徴です。
ただし、影ができやすいため、しっかり明るさを確保する場合には向いていないケースもあります。また模様替えなどでテーブルやソファを移動した際、ダウンライトとずれてしまう可能性も。
ブラケットライトは壁面に取り付ける照明のことで、器具自体の存在感や明暗がお部屋のアクセントになるのがメリットです。壁面に近いため光と影のコントラストをつくりやすく、光源が直接見えない間接照明なので雰囲気も良くなります。リビング・寝室・階段・玄関など、さまざまな場所のデザイン性を高める目的で使われることが多いです。
壁面に取り付けるため、高さによっては頭をぶつける可能性もあるので注意が必要。また一つひとつの明るさはそれほどないので、リビングなどではメイン照明と組みあわせる必要があるでしょう。
スポットライトは、一定の狭い範囲を照らす照明です。元々は商品や美術品などをライトアップするために使うものでしたが、最近はデザイン性の高さから注文住宅でも採用されるケースが増えています。
天井に設置するダクトレールと組み合わせて、複数のスポットライトでお部屋のデザイン性を高めることが多いです。スポットライトの数や角度を調整できるので、お部屋の模様替えなどに対応しやすいのも魅力。
明暗を付けて立体感を演出しやすい反面、全体を均一に照らすのは苦手なので、広い場所のメイン照明には向いていません。
天井から吊り下げて設置するペンダントライトは、昔からダイニングテーブルで使われることが多い照明です。近い場所からお料理を明るく照らし、楽しい食事時間を演出しやすいためです。また、器具自体がおしゃれなアクセントになるのも、ペンダントライトの魅力。吹抜けリビングのアクセントに使われることも多いです。
器具自体にほこりが溜まりやすく、高さによっては圧迫感も出ることがあるので設置場所に注意しましょう。
建物の一部に照明器具自体を埋め込む方法を、建築化照明と呼びます。照明器具を見えないように埋め込み、壁や天井に光を反射させる「間接照明」として採用されることが多いです。
間接照明は高級ホテルやレストランなどで採り入れられることが多く、高級感のある雰囲気で住まいを魅力的に見せてくれます。
一般的な照明器具より費用が高くなる傾向がありますが、リビング・寝室などリラックスする場所に採り入れたいアイデアです。
実際に注文住宅の照明を決めるときは、次のポイントについて一つずつ考えていきましょう。
具体的に照明を選ぶ前に、まずはお部屋のテイストの方向性と家具の配置を決めておきましょう。
お部屋のテイストにマッチする照明を選ぶことで、内装の魅力が引き立ちおしゃれな空間をつくることができます。また、家具配置を決めておくと、ダウンライトやペンダントライトなどの設置場所も明確になります。
照明一つひとつを決める前に、お部屋ごとの過ごし方も考えておきましょう。リラックスしながら映画を見る・勉強をするなど、過ごし方によって適切な照明の選び方は変わります。
リビングのようにさまざまな過ごし方をする場所は、複数の照明を組み合わせてカバーすることも大切です。普段はシーリングライトで明るく照らし、リラックスタイムはダウンライトで明暗を付けるなど、切り替えられるようにすると便利です。
お部屋のテイストと過ごし方が明確になったら、具体的に照明の明るさ・色温度・光の広がり方をチェックしながら決めていきましょう。
部屋の広さ | シーリングライトの目安 | ペンダントライトの目安 |
6畳 | 2,700~3,699ルーメン | 2,430~3,329ルーメン |
---|---|---|
8畳 | 3,300~4,299ルーメン | 2,970~3,869ルーメン |
10畳 | 3,900~4,899ルーメン | 3,510~4,409ルーメン |
12畳 | 4,500~5,499ルーメン | 4,050~4,949ルーメン |
照明器具によって光の広がり方は異なるため、必要とされる明るさも変わります。お部屋全体を均一に照らすのか、明暗を付けるのか、目的に合わせて選ぶことが大切です。
上記のような明るさの基準を目安にしつつ、モデルハウスを見学しながら実際の光の雰囲気をチェックするのが良いでしょう。
また、照明の光は「色温度」でも見た目が変化するため、過ごし方に合わせて選ぶ必要があります。
● 電球色・・・赤みがかったあたたかみのある光色。
● 昼白色・・・さわやかな白い光色。
● 昼光色・・・日中の自然光のような、青みがかった明るい印象の光色。
あたたかみのある電球色は、リビングや寝室などでリラックスするときに向いています。読み書きや勉強をするときは、昼白色や昼光色が適しているでしょう。照明器具によっては、色温度を調整できる機能もあります。
前述したように照明はさまざまな種類があるため、選び方によっては後悔してしまうケースもあります。よくある後悔パターンと対策をセットで覚えておきましょう。
照明の光源が直接見えると、まぶしさを感じて過ごしにくくなるので要注意。ダウンライト・スポットライトなど光源が露出する照明は、特にまぶしさを感じやすいです。
ソファやダイニングテーブルなど座る場所の照明は、視界に入らないように配置することが大切です。反射を抑えた照明器具を選ぶのも効果的な対策。
明るさの基準を目安に照明を配置したのに、実際に完成したら思ったより暗いのもよくある後悔パターンです。前述したように照明の種類によって光の広がり方は異なるため、必要な明るさは変わります。
対策としては、照明器具メーカーのショールームや住宅会社のモデルハウスを活用して、実際の明るさを体感するのがおすすめです。また明るめの照明を選んでおいて、調光機能で調節するのも効果的。
照明のスイッチの場所や高さなどを適当に決めると、実際に暮らしてみて使いにくさに気づくケースも考えられます。
スイッチは、お部屋の入り口から近く、すぐに操作できる場所につけるのが基本的な考え方。また、ドアや家具の影にならないように配慮することも大切です。設置場所に悩んだら、リモコンタイプの照明を選ぶのも良いでしょう。
ライフスタイルの変化で模様替えをした際、照明の位置がずれて違和感が出てしまうケースもあります。特にリビングは家具の買い替えや模様替えで配置が変わることが多く、後悔するリスクも高くなります。
将来配置が変わる可能性のある場所は、ダクトレール+スポットライトのように方向を変えられる照明を選ぶのが良いでしょう。
吹抜けリビングや階段など天井が高い場所の照明は、いざというときのメンテナンスが大変で後悔するパターンも。一般的な脚立で届かない場所だと、電球交換も大変ですよね。
高い場所に照明をつけるときは、昇降機能つきのものを選ぶのが効果的な対策です。手が届く位置まで下ろせるので、電球交換やお掃除が簡単になります。
注文住宅の照明は、お部屋の快適性やデザイン性に大きく影響する大切な要素のひとつ。お部屋での過ごし方や好みに合わせて上手に照明を選び、理想のマイホームに仕上げましょう。基礎知識を覚えたら、ぜひモデルハウスを活用して実際の雰囲気も体感してみてください。
クレバリーホームのモデルハウスでは、おしゃれな内装デザインとライティングの雰囲気をご体感いただけます。間取りのこと、土地のこと、資金計画のことなど、家づくりのご質問も大歓迎です。お気軽にご来場ください。
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