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2024.11.01
間取りやデザインを自由に決められる注文住宅を建てるなら、細かい部分までこだわって暮らしやすくおしゃれに仕上げたいですよね。
しかし、初めてのマイホームだと、どこにこだわれば良いのか分からず、時間や予算とのバランスなども気になるところ。
そこで今回は、注文住宅の間取り別に、こだわるべきポイントをピックアップして、工夫やアイデアをご紹介します。
注文住宅は間取りやデザインを1から決めることができ、こだわりを反映した理想のマイホームをつくれるのが魅力です。せっかく注文住宅を建てるなら、細かい部分までこだわって理想の暮らしやデザインを実現するべきです。
もちろん、こだわりすぎても予算オーバーや時間がかかり過ぎるなどの問題があります。しかし、こだわるべきポイントを把握してから取り組めば、効率的に理想の注文住宅をつくりやすくなりますよ。
暮らしやすさや満足度を高めるためのこだわりポイントを、間取り別にチェックしていきましょう。
マイホームの顔となる玄関は、こだわるべきポイントが多い間取りです。デザイン性・利便性の両立を意識して、次のポイントにこだわってみましょう。
玄関は圧迫感が出やすい間取りなので、実際の広さと開放感にしっかりこだわりましょう。
ご家族の人数が多い場合は、上がり框の幅を広く取ると混雑せずスムーズに使いやすい玄関になります。
間取り全体のバランスで玄関を広くできない場合は、開放感を高めるアイデアを採り入れましょう。
例えば、日当たりの良い窓で自然光を取り込めば、圧迫感が軽減されて開放的な玄関に。奥行きをつくり視線抜けを良くするなど、玄関と廊下の位置関係でも印象が変わります。
玄関の収納不足は注文住宅の失敗談に挙がることが多いため、しっかりこだわるべきポイントです。
一般的なシューズボックスだけだと収納量が不足しそうな場合は、シューズクロークを設けるのがおすすめ。
土間続きのシューズクロークは、お子さまの遊具やスポーツ用品なども収納でき、いつでもスッキリ片付いている玄関をキープできます。
外出・帰宅時に必ず通る玄関は、リビング、水回り、居室への動線にもしっかりこだわりましょう。
玄関から各部屋にスムーズに行ける動線をつくれば、どのようなシーンでも効率的に移動でき便利です。例えば、玄関から洗面所に直接行ける動線があれば、帰宅後スムーズに手洗いうがいやシャワーを浴びることができます。
毎日の生活シーンを1つずつシミュレーションして、優先度の高い動線を短くしてみてください。
来客や宅配便の受け取りなどの対応で玄関を開けたときのプライバシー性も、こだわるべきポイントです。
玄関ドアを開けたとき室内が丸見えになる間取りだと、家族が部屋着でくつろいでいるときに対応しにくくなってしまいます。
玄関ドアと室内の位置関係に注目し、来客時に直接室内が見えない間取りにこだわりましょう。
キッチンはレイアウトのバリエーションが多く、こだわるべきポイントが多い間取りです。
使いやすいキッチンのレイアウトはライフスタイルによって変わるため、しっかりこだわって選びましょう。
最近主流の対面キッチンは、開放感が高くリビングの家族とコミュニケーションしながら料理できるのが魅力です。しかし、対面レイアウトでも、カウンター型、ペニンシュラ型、L型、アイランド型などバリエーションがあります。開放感や収納量、動線効率などが変わってくるので、ご自身に合うレイアウトを見つけることが大切です。
キッチンの料理効率は収納量と配置で大きく左右されるため、こだわるべきポイントです。
キッチンのキャビネットや吊戸棚だけで収納量が足りないときは、カップボードやパントリーなどを設置して補いましょう。
調理器具だけでなく、食材のストックやゴミ箱置き場など、キッチンで使う物の収納を確保することも大切です。
キッチン内の料理中の動線や、ダイニングテーブルへの配膳の動線効率にもこだわりましょう。
料理中の動線は、シンク・コンロ・冷蔵庫を結ぶワークトライアングルを確認するのが良いと言われています。トライアングルの形がバランス良くコンパクトにまとまっていると、料理効率の良いキッチンをつくりやすいです。普段の料理をシミュレーションして、効率的に進められるかチェックしてみてください。
また、食事をダイニングテーブルに配膳するときの動線は、大きく回り込むようなムダがないか確認しましょう。
清潔なキッチンをキープするために、お掃除のしやすさにこだわって選ぶことも大切です。
例えば、天板がフラットなIHクッキングヒーターや、フィルターのないレンジフードなど、従来の設備よりお掃除しやすく改良されているオプションがあります。
また、ワークトップやシンクの油汚れが付きにくい素材、水が流れやすい構造など、掃除しやすくなっているキッチンも多いです。
毎日のお手入れのことまで考えて、キッチンを選んでみてください。
お風呂や洗面所も、注文住宅の利便性や満足度に大きく影響するポイントです。
毎日の疲れを癒すお風呂は、室内の広さと浴槽のサイズ、オプションなどにこだわりましょう。
一般住宅では0.75坪、1坪、1.25坪のユニットバスを採用することが多いです。ほかのスペースとの兼ね合いもありますが、脚を伸ばしてゆっくりお風呂に入るなら1坪以上の広さが欲しいところです。メーカーや浴槽の形状によって広さも変わるので、モデルハウスなどで実際にチェックしてみるのがおすすめ。
また、棚の数や位置、浴室暖房などのオプションもしっかりチェックしましょう。
水回りの利便性にこだわるなら、脱衣所と洗面所を分けるのもおすすめです。
脱衣所と洗面所が独立していると、家族が入浴しているときも気兼ねなく手洗いや身支度ができます。
ご家族の生活時間帯が異なる場合、思春期のお子さまが居るご家庭などにおすすめです。
室内干しできるランドリースペースは、家事効率にこだわる方におすすめの間取りです。
天候に左右されず、洗濯機から物干しスペースまでの移動を短縮できるので、効率良く家事をこなせるのがメリット。専用のランドリールームを設置するのが難しいときは、洗面所を少し広くして併用する方法もあります。
毎日使うトイレも、ちょっとしたこだわりで使いやすく満足度の高い間取りになります。
トイレはプライベートな空間なので、思いきりおしゃれなデザインにこだわってみるのもおすすめです。
居室だと選びにくい印象の強いカラーや柄も、トイレなら失敗してしまうリスクは少ないでしょう。
レストランやホテルのような高級感を演出したり、外国のような雰囲気にしたり、いろいろなトイレデザインを考えてみてください。
リビングや寝室の近くなどにトイレを配置する場合は、水を流す音や臭いについて確認しましょう。
例えば、寝室の近くにトイレを配置すると、夜家族が使うときの音で目が覚めてしまうことがあります。また、リビングに直結する場所にトイレがあると、臭いが気になるケースも。
音や臭いは図面で分からない要素なので、実際の利用シーンを想定して適切な場所を考えましょう。
水回りの中でもトイレは特に汚れや臭いが気になる場所なので、お掃除しやすい設備や内装にもこだわりましょう。
トイレ本体は、汚れが付きにくいコーティングや、拭き掃除しやすい形状のものを選ぶのがおすすめ。コンパクトなタンクレストイレも、本体と床面がお掃除しやすくなります。
床や壁の内装も、汚れや臭いが染みこみにくいものや、拭き取りやすい仕上げ材があります。
過ごす時間が長いリビングも、注文住宅づくりでこだわるべきポイントの1つです。
リビングは注文住宅の主役とも言える重要な場所ですから、のびのび過ごせる広さと開放感にこだわりたいところです。
リビングの適切な広さは家族構成やライフスタイルによって異なります。モデルハウスや完成現場見学会などを利用して、数字と広さの感覚をすり合わせておきましょう。
また、吹き抜けやリビング階段、勾配天井など、開放感を高める間取りアイデアを組み合わせるのもおすすめ。
リビングにはさまざまなアイテムが集まるため、収納をしっかり設けて生活感を隠すことも大切です。
収納を充実させることで物が散らかりにくくなり、モデルハウスのようなスッキリした空間をキープできます。
注文住宅全体の収納を充実させつつ、リビングはリモコンやお子さまのおもちゃなど、細かい物をしまえるように工夫しましょう。
内装・外観のデザイン性も、注文住宅の満足度を左右する大切なポイントです。それぞれこだわるべきポイントをチェックしておきましょう。
注文住宅の内装デザインは、まず好みのテイストを見つけて1つの世界観でトータルコーディネートするのが基本です。
色々な施工実例をチェックして好みを見つけて、内装の素材やカラーなどを1つずつこだわって決めていきましょう。
内装はフローリングや壁紙、建具や照明などさまざまな要素があるため、選ぶのが難しいと感じる方も多いようです。
注文住宅の外観デザインも、1つのテイストに統一するのは内装と同じです。
しかし、外観は目に入る面積が大きく、建物の形や外構、周辺環境なども影響するのが難しいポイント。
屋根の形や窓の配置など、細かい部分までこだわってトータルコーディネートするのがおしゃれに仕上げるポイントです。
注文住宅の耐久性や快適性に影響する性能も、必ずこだわってチェックすべきポイントです。
注文住宅の省エネ性能は複数の基準があり、光熱費や快適性に影響するためしっかりこだわりましょう。
例えば、消費エネルギーより創り出すエネルギーが同等以上のZEH、高い断熱性能の基準が設けられているHEAT20など、省エネ基準によって性能が変わります。
注文住宅を建てる住宅会社を比較するときは、どの省エネ性能に対応できるのか確認しましょう。
マイホームの安全性や耐久性に関わる耐震等級も、住宅会社やプランを選ぶ際にこだわるべき要素です。
耐震等級は1~3の3段階あり、数字が大きいほど耐震性が高い住まいとなります。耐震等級が高いと倒壊や建物の破損リスクが少なくなり、長く暮らせる可能性が高くなります。
注文住宅の寿命やランニングコストに関わるメンテナンス性も要チェクポイントです。
初期費用を抑えられても、耐久性やメンテナンス性が低い注文住宅は、将来余計な費用がかかる可能性があります。逆に、耐久性の高い建材や仕上げ方法を選ぶことで、メンテナンス費用を抑えて長く暮らせるマイホームに。
例えば、陶器瓦と外壁タイルを組み合わせれば、塗装が不要で将来のメンテナンス費用を抑えられる住まいになります。
注文住宅づくりでは、予算や時間とのバランスを考えながら、どこまでこだわるべきなのか見極めることが大切です。
こだわりすぎてさまざまなアイデアを盛り込むと、予算オーバーになってしまう可能性が高くなります。また、こだわった分時間もかかるため、家づくりに疲れてしまうケースも。
こだわりすぎによる後悔を防ぐには、要望に優先順位をつけることが大切です。優先順位を明確にすることで、どこにこだわるべきなのか分かり、予算内でクオリティを高めることができます。
また、引っ越し日をゴールにして、いつまでに何を決めるべきなのか逆算してスケジュールを立てるのも有効な対策です。期限をつくることで、こだわりすぎで疲れたり選べなくなったりするのを防ぎやすくなります。
注文住宅は、デザイン・間取り・性能などさまざまなポイントにこだわることで、暮らしやすくおしゃれに仕上がります。
考えることが多く大変ですが、これから長く暮らす大切な場所ですから、細かい部分までしっかりこだわりましょう。
注文住宅の実績が豊富な住宅会社に相談して、プロのアドバイスを採り入れることも大切です。
クレバリーホームでは注文住宅の相談を受け付けています。ぜひお近くのモデルハウスにご来場ください。