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2024.09.20

注文住宅の間取りの決め方|流れや後悔しない考え方を解説

注文住宅の間取りを決める工程は、これからの暮らしを想像しながら進める楽しい時間です。しかし、初めての家づくりだと、どのように間取りを決めれば良いのか、不安に感じる方も少なくありません。

そこで今回は、注文住宅の間取りを決めるまでの基本的な流れ、後悔を防ぐための考え方を詳しく解説します。

玄関・リビング・水回りなど、間取り別に考え方のセオリーをご紹介しますので、ぜひマイホームづくりにお役立て下さい。

注文住宅の間取りを決めるまでの流れ

注文住宅の間取りの模型

まずは、注文住宅の間取りを決めるための、全体的な流れをチェックしていきましょう。

①実例を見て選択肢を増やす

まずはいろいろな施工実例を見て、どんな間取りがあるのか把握してみましょう。最初に選択肢を増やすことで、ご自身に合う間取りを考えやすくなります。

この段階ではあまり難しく考えず、ハウスメーカーのホームページなどでいろいろな施工実例を見るだけで大丈夫です。気に入った間取りがあったら、ブックマークしておくとプランを考えるときに役立ちます。

クレバリーホームもたくさんの施工実例を公開していますので、ぜひチェックしてみてください。

▼施工事例一覧を見る

②理想の暮らしをイメージする

色々な実例を見てどんな間取りがあるのか分かったら、新しい住まいでの理想の暮らしのイメージを膨らませましょう。

今の家に対する不満や改善したいこと、新しい住まいで叶えたいことや始めたい趣味など、どんなことも間取りづくりのヒントになります。ご家族で話し合いの場をつくって、理想のライフスタイルや叶えたいことをリストアップしてみましょう。

また、間取りづくりでは、ライフスタイルの変化まで見据えることも大切です。新しい住まいで何年暮らすのか、お子さまの成長や巣立ちについてもしっかり考えてみましょう。

③モデルハウスや完成現場などで間取りを実際に見る

理想の暮らしのイメージが固まったら、モデルハウスや完成見学会などに足を運び、間取りを実際にチェックしてみましょう。いきなりモデルハウスや完成見学会に行っても問題ありませんが、ある程度理想のイメージを固めた方が、得られる情報が多くなるのでおすすめです。

モデルハウスを見学するときは、あらかじめ聞きたいことをリストアップしておくと家づくりに役立つ情報をたくさん得ることができます。

完成見学会では、実際に建てられた注文住宅を見ることができるため、より間取りづくりの参考になるアイデアを吸収できます。タイミングが合う完成見学会を見つけたら、積極的に参加してみましょう。

こちらでクレバリーホームの完成見学会などのイベントを検索できます。

▼クレバリーホームのイベント情報

④住宅会社に間取りを相談する

モデルハウスや完成見学会で相談する住宅会社を絞り込んだら、間取りづくりのスタートです。

住宅会社に理想のライフスタイルや要望を伝えて、間取りプランと見積もりをつくってもらいます。要望やイメージを正確に伝えることで、理想の間取りをつくりやすくなります。ここまで準備してきた情報をしっかり伝えて、理想のイメージに近い間取りをつくってもらいましょう。

⑤見積もりに合わせて間取りを調整する

最初の間取りプランと見積もりが出たら、予算と照らし合わせて注文住宅づくりを進める住宅会社を決定します。

その後は、打ち合わせを重ねて間取りやデザインを調整していきます。見積もりの金額や設備・仕様などとバランスを取りながら、理想の間取りを考える段階です。

注文住宅の暮らしやすさや満足度に影響する重要な工程ですから、納得いくまでしっかり間取りをつくり込みましょう。

間取りと見積もり金額が確定したら、着工の準備へと進んでいきます。

注文住宅の間取りの具体的な決め方

実際に注文住宅の間取りを決めるときは、次の要素を1つずつ考えていきましょう。

前述したように、新しい住まいでの過ごし方を明確にしてから、部屋数や面積などを決めていくのがスムーズです。

部屋数を決める

注文住宅に必要な部屋数は、ご家族の人数やライフスタイルによって変化します。

例えば、ご夫婦とお子さま2人の4人家族で考えてみましょう。主寝室と子供部屋×2の3LDKの部屋数があれば、一般的なライフスタイルを送ることができるでしょう。

しかし、来客が多い、仕事部屋が必要などライフスタイルによっては、プラス1部屋追加した4LDKの部屋数が必要になるかもしれません。部屋数を考えるときは、新しい住まいでどのように過ごすのか、リアルにシミュレーションすることが大切です。

延床面積を決める

注文住宅の部屋数が決まったら、どれくらいの延床面積が必要なのか考えてみましょう。

注文住宅に必要な延床面積は、家族構成・部屋数・ライフスタイルなどさまざまな要素で変動します。しかし、理想のライフスタイルを実現するために必要な部屋数が分かると、大まかな延床面積が見えてくるはずです。

階数を決める

注文住宅の間取りを考える際は、ライフスタイルや土地に合わせて階数を決めることも大切です。

一般的な注文住宅では平屋や2~3階建てを検討することが多いですが、それぞれメリット・デメリットがあり、どの階数がマッチするかは変わります。

郊外の広い土地なら平屋のメリットが大きく、周囲の建物が近い市街地の場合は2~3階建てがマッチすることが多いです。

各部屋の配置を決める

ここまでの要素が決まったら、具体的に各部屋の配置を考えていきましょう。

同じ延床面積・部屋数・階数でも、部屋の配置によって暮らしやすさは大きく変わります。部屋の配置には絶対の決まりはありませんが、参考にすべきセオリーは存在します。

次の章で、各間取りの配置の考え方をチェックしていきましょう。

注文住宅の各間取りの配置の考え方

注文住宅の間取りごとに、配置のセオリーや考え方についてご紹介します。

玄関

こだわりのある注文住宅の玄関

玄関の配置は、マイホームの印象や暮らしやすさを左右する重要なポイントです。日当たり、設置する道路の向き、リビングや各部屋への動線など、さまざまな要素を考えながら配置を決める必要があります。

一般的には東・南向きの玄関が好まれますが、北・西向きの配置にもメリットがあるため、どの方角が良いかはケースバイケースです。間取りのどこを重視するのか、どのように過ごすのかによって、配置を考えましょう。

LDK

注文住宅のLDKの間取り

注文住宅の中でも過ごす時間が長いLDKは、デザイン性や快適性、動線などに配慮して配置を決めることが大切です。

例えば、縦長・横長・正方形など、LDKの形によって雰囲気や動線効率などが変わります。過ごし方に合わせた広さやリビング・ダイニング・キッチンの動線など、さまざまなポイントを考える必要があります。

水回り

注文住宅の水回り キッチン

毎日の生活や家事に大きく関わる水回りの間取りは、利便性や快適性にこだわって配置を決めましょう。

一般的には、水回りはなるべく1か所にまとめて、効率の良い動線をつくるのがセオリーとされています。例えば、キッチンと洗面所を近くに配置すると、料理と洗濯を同時進行しやすくなります。

水回りをまとめることで配管などの材料や工事費も抑えることができ、コストダウンにも効果的です。

寝室/子供部屋

ご夫婦の寝室や子供部屋は、プライバシー性にこだわって配置を決めましょう。

例えば、リビングと子供部屋の位置が近すぎると、テレビや話し声でお子さまが目を覚ましてしまう可能性があります。また、寝室や子供部屋同士が近すぎても、プライベートな時間や快適な睡眠を妨げてしまいます。

上下階の重なりを考えたり、お部屋の間に廊下やクローゼットを挟んだり、なるべく音が伝わりにくい配置を考えてみましょう。

収納

注文住宅の収納は、適切な量をバランス良く配置することが大切です。

大容量の収納をつくっても、使う場所から離れていると不便です。玄関にはシューズクローク、キッチンにはパントリーなど、使う場所の近くに収納を配置しましょう。

また、収納不足を解消するために、小屋裏収納などのデッドスペースを活用できる間取りを採り入れることも大切です。

後悔しない間取りの決め方

注文住宅の間取りの打ち合わせ

注文住宅の間取りは選択肢が多い分、失敗や後悔する方も少なくありません。マイホームは簡単に建て直したり引っ越したりできませんから、後悔を防ぐポイントをしっかり覚えておきましょう。

実際の暮らしをリアルにシミュレーションする

間取りを決める際は、新しい住まいでの暮らしをなるべくリアルにシミュレーションすることが大切です。

● 動線

● 収納量と使い勝手

● 音や臭い

● 採光/通風

● 暑さ寒さ

● 空調

間取りプランができたら、毎日の生活や行動をシミュレーションして、上記のようなポイントを確認します。例えば、買い物・掃除・洗濯などの動線を1つずつシミュレーションすることで、ムダを無くして後悔を防ぎやすくなります。

注文住宅で後悔する方が多い、収納量と使い勝手も必ずシミュレーションするべきポイント。

間取り図や3Dパースでは分からない、音や明るさ、暑さ寒さなどの要素もしっかり確認したいところです。このような要素に関する後悔を防ぐためには、住宅会社の担当者のアドバイスが重要です。信頼できる住宅会社を選び、適切な間取りのアドバイスを受けましょう。

家具の配置も考える

間取りづくりでは、引っ越し後に設置する家具の配置まで考えるのも大切なポイントです。

注文住宅が完成して家具を入れてみたら、思ったより狭く感じたり、動線が悪くなったりするのはよくある後悔例です。間取りを決めてから家具を選ぶと、ちょうど良いサイズのものが見つからない可能性もあります。

間取りと家具をトータルコーディネートすることで、暮らしやすくおしゃれなマイホームづくりにもつながります。

ライフスタイルに合う間取りを選ぶ

たくさんある間取りの中から、ご家族の人数やライフスタイルに合うものを選ぶことも大切です。

ほかの方に人気の間取りが、そのままご自身にマッチするかは分かりません。憧れや流行だけで間取りを選ぶのではなく、理想のライフスタイルを実現できるかどうかという視点で判断することが大切です。

まずは間取りの選択肢を増やして、そこからライフスタイルに合うアイデアを見極めていきましょう。

要望に優先順位をつける

予算内で理想の間取りを選ぶためには、あらかじめ要望に優先順位をつけておくことも大切です。

注文住宅の間取りは自由度が高いため、要望をすべて盛り込むと予算オーバーしてしまう可能性があります。予算オーバーの場合間取りを変更しなければならないため、余計な手間がかかりますし、後悔の原因になる可能性も。

早い段階で予算を明確にして、なるべく優先順位が高い要望や間取りからプランに盛り込んでいくと、理想的な注文住宅をつくりやすくなります。

まとめ

注文住宅の間取りづくりでは、基本的な流れや考え方のセオリーを覚えてから取り組むとスムーズです。新しい住まいで叶えたいライフスタイルをイメージして、理想の間取りを考えましょう。

また、暮らしやすくおしゃれな間取りをつくるためには、家づくりのノウハウが豊富なプロに相談することも大切です。クレバリーホームは全国のモデルハウスで、間取りづくりに関するご質問を受け付けています。ぜひお近くのモデルハウスにご来場ください。

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