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2025.08.17
ペットは私たちに癒しや楽しさを与えてくれる大切な家族の一員です。そんなペットと毎日を快適に過ごすには、住まいのつくり方がとても大切になります。特に注文住宅であれば、ペットの習性や生活に合わせた設計が可能です。
この記事では、注文住宅でペットと暮らすうえで大切なポイントや、間取り・素材・設備などの工夫についてわかりやすく解説します。
ペットの健康と安全、家族の快適さを両立する住まいづくりのヒントが満載ですので、ぜひ参考にしてください。
まずは、ペットと一緒に暮らすために欠かせない基本的な考え方を押さえておきましょう。ここでは、ペットのことをしっかり理解し、家族で協力することの大切さをご紹介します。
犬や猫などのペットには、それぞれ異なる習性や性格があります。犬は運動が好きで、広いスペースを必要とします。一方、猫は高い場所を好み、落ち着ける場所を求めます。
ペットの特性を理解せずに家をつくると、ストレスやケガの原因になることもあります。まずはペットの行動や好みをしっかり観察することが大切です。
たとえば、走り回るのが好きな犬には広めの廊下や庭があるとよいですし、隠れるのが好きな猫にはキャットウォークや箱型のスペースが喜ばれます。
このように、ペットの性格に合わせた空間づくりが快適な暮らしにつながります。
ペットとの暮らしは、家族全員が関わるものです。誰か一人だけが世話をするのではなく、みんなで役割分担しながら支えることが大切です。
たとえば、誰がエサをあげるか、散歩に行くのは誰か、掃除は誰がするのかなどを事前に話し合っておきましょう。
家づくりの段階で、ペットのための設備やスペースをどう配置するかも家族で相談することが大切です。そのことで、ペットも家族もより快適に暮らせる住まいになります。
また、来客時の対応やペットの体調管理についても、家族で意見を出し合って決めておくと安心です。
ペットと人では、生活のリズムや動線が異なります。人がよく使う場所にペットのトイレがあると、お互いにストレスを感じることがあります。
たとえば、リビングのすぐ近くにペットの食事スペースやトイレを置くと、においや音が気になるかもしれません。
人とペットの生活エリアを適度に分けることで、快適な空間を保つことができます。たとえば、ペット専用のコーナーを設けたり、ドアや柵で仕切るとよいでしょう。
生活動線を分けることで、掃除や管理もしやすくなります。
注文住宅では、自由に間取りを設計できます。ここでは、ペットが安心して過ごせる間取りの工夫についてご紹介します。
リビングは家族が集まる場所であり、ペットも一緒に過ごすことが多いです。しかし、リビングと完全に一体化すると、においや毛が広がりやすくなります。
そこでおすすめなのが、リビングの一角にペット用スペースを設けて、ゆるやかに区切ることです。
たとえば、小さなフェンスや家具を使って仕切ることで、ペットの安心できる場所をつくれます。
このような間取りにすると、家族との距離を保ちつつ、ペットが安心して過ごせる空間になります。
回遊動線とは、ぐるりと家の中を回れるような間取りのことです。特に運動量の多い犬や、動き回るのが好きな猫にはぴったりです。
回遊動線があると、ペットが自由に動けるのでストレスがたまりにくくなります。
リビング・廊下・ペットスペース・庭をスムーズにつなげることで、自然な流れができ、運動不足の解消にもつながります。
また、掃除や世話をするときも移動しやすく、家事動線としても便利です。
ペットと一緒に寝たいと思う方もいますが、すべての部屋に自由に入れるのはあまりおすすめできません。
寝室や子ども部屋は、静かで清潔に保ちたい場所です。アレルギー対策や、ペットのいたずら防止のためにも、ペットの立ち入りを制限するスペースをつくることが大切です。
ドアにペットゲートを設置したり、自動開閉できるドアを採用するのもよい方法です。
家族とペットの快適さを両立するためには、ある程度の線引きが必要になります。
ペットとの暮らしで最も大切なのは、安全性です。特に高齢のペットや小さなペットがいる家庭では、日々の行動が危険につながることもあります。ここでは、ペットの安全を守るための設計の工夫をご紹介します。
家の中に段差が多いと、ペットがつまずいたり、足腰を痛める原因になります。特にシニアのペットにとって段差の昇り降りは大きな負担です。
バリアフリーな設計にすることで、ペットのケガを防ぐことができます。玄関の上がり框を低くしたり、室内の床の高さを統一することで安全性が高まります。
また、スロープを設置することで、高齢の犬でも安心して移動できます。
小型犬や猫でも関節に負担がかかるため、段差の少ない設計はとても大切です。
階段や吹き抜け部分は、ペットが落下する危険性があります。特に猫は高い場所が好きなので、吹き抜けの手すりから落ちてしまうこともあります。
階段のすき間をなくしたり、吹き抜け部分に透明なパネルやネットを設置することで安全対策ができます。
また、階段下にペットが入り込まないように柵を設けると安心です。
家全体の安全性を考慮しながら設計することが重要です。
ペットは電気コードをかじったり、観葉植物の葉を食べてしまうことがあります。中には中毒を起こす植物もあるため注意が必要です。
コード類は配線カバーを使って壁に沿わせるか、家具の裏にまとめて見えないように配置すると安全です。
観葉植物は、ペットが届かない高い位置に置くか、ペットに無害な種類を選びましょう。
家電製品の配置や家具の選び方にも工夫が必要です。
ペットとの暮らしでは、床や壁が傷ついたり汚れたりしやすくなります。そこで、ペットに優しく、メンテナンスしやすい素材選びがポイントになります。
フローリングは見た目が良いですが、滑りやすく、ペットの足腰に負担がかかることがあります。
おすすめは、滑りにくい加工がされたクッションフロアやペット専用のフロアタイルです。
キズにも強く、掃除もしやすいため、快適に使うことができます。
フローリングを使用する場合は、滑り止めワックスやマットを敷いて対策するのも良い方法です。
ペットのにおいや毛、汚れが気になる方には、機能性壁材がおすすめです。
消臭効果や抗菌機能を持つ壁紙を選ぶことで、衛生的な空間を維持できます。
たとえば、トイレ周りやペットのケージを置く場所などに使うと効果的です。
最近ではデザイン性も高い壁材が多く、インテリアとしても楽しめます。
特に子犬や老犬の場合、転倒やジャンプの失敗によるケガを防ぐことが大切です。
床材にクッション性のある素材を使用することで、衝撃を和らげることができます。
また、床暖房対応の素材を使えば、冬でも暖かく快適に過ごせます。
ペットの快適性と安全性を両立する素材選びが重要です。
どんなにかわいいペットでも、においの問題は気になります。においがこもらない工夫や、脱臭効果のある素材を活用することで、快適な空間を保てます。
空気がこもると、ペットのにおいが強く感じられるようになります。自然換気ができる間取りにすることが大切です。
窓の位置や数を工夫し、風が通る動線をつくることで、においを逃がすことができます。
また、換気扇や24時間換気システムを導入すると、室内の空気を常に新鮮に保てます。
においの原因をためこまないことがポイントです。
壁紙や床材には、脱臭機能を備えたものもあります。特にペット用の専用建材は、においを吸収・分解する効果があり、おすすめです。
トイレスペースや食事スペースの周辺に使用することで、におい対策の効果が高まります。
また、においが気になる部分には、専用の脱臭シートを併用するとより効果的です。
散歩帰りの足洗いやシャンプーがしやすいように、玄関や洗面所近くにペット専用の洗い場をつくると便利です。
専用の水栓やシャワー、滑りにくい床素材を使えば、飼い主の負担も減ります。
清潔を保つことで、においの元も減らすことができます。
注文住宅の大きな利点は、ペット専用の空間を自由に設計できることです。ここでは、ペットのためのスペースを設けることで得られるメリットについてご紹介します。
人間にも「自分だけの場所」が必要なように、ペットにも安心して休めるスペースがあると落ち着きます。
クッションやベッドを置いたり、静かな場所にケージを設けることで、ペットが安心して眠ったり、くつろいだりできる環境を作れます。
また、来客時に落ち着かないペットの避難場所にもなります。
音やにおいを遮る工夫を取り入れると、さらに快適な空間になります。
お客様の中には、動物が苦手な方もいます。そんなときにペット専用のスペースがあると、一時的に隔離して対応することができます。
また、工事や点検の業者が出入りする際にも、安全にペットを待機させる場所として活用できます。
このように、臨機応変に使える空間があると、ペットとの暮らしがより安心で快適になります。
ペットの食事スペース、トイレ、遊び場がバラバラだと、掃除や管理が大変です。
一つの場所にまとめることで、掃除のしやすさや衛生面での管理が楽になります。
また、ペットも自分のスペースが認識しやすく、落ち着いて過ごせます。
トイレ周辺には防水性の高い床材を使用すると安心です。
ペットの鳴き声や足音が気になることはありませんか?特に集合住宅や住宅密集地では、防音対策が重要です。ここでは防音に役立つ方法をご紹介します。
音が外に漏れやすいのは、窓やドアからです。防音性の高いサッシや二重窓、防音ドアを使うことで外への音漏れを軽減できます。
特に夜間や留守番中の鳴き声対策に効果的です。
寝室や道路に面した部屋には積極的に防音設備を取り入れるとよいでしょう。
室内の音が反響して響くと、ペットの鳴き声も大きく感じられます。
吸音パネルやカーペット、厚みのあるカーテンを使うと、室内の音の反響を抑えることができます。
特にペットが過ごすスペースには、吸音効果のある壁材やマットを取り入れると快適です。
2階建てや3階建ての住宅では、ペットの走る音が階下に響くことがあります。
防音フローリングや遮音マットを使うことで、階下への騒音を軽減できます。
特に多頭飼いや大型犬を飼っているご家庭にはおすすめの対策です。
庭や玄関まわりの外構設計も、ペットの安全にはとても重要です。脱走を防ぐための工夫を取り入れましょう。
庭に出たがる犬や猫は、低いフェンスや広いすき間から逃げ出す可能性があります。
脱走防止のためには、フェンスや門扉の高さをペットのジャンプ力より高くし、すき間がないデザインを選ぶことが大切です。
また、地面とのすき間からくぐって逃げないようにする工夫も必要です。
宅配便や来客で玄関を開けた瞬間に、ペットが飛び出してしまうこともあります。
玄関の内側にもう1枚の扉や柵を設けることで、万が一の脱走を防ぐことができます。
窓についても、網戸だけでは不十分な場合があるため、補助ロックや格子をつけると安心です。
庭で遊ぶペットのために、囲い込み型のドッグランスペースや植栽の工夫で自然な柵をつくることも有効です。
また、視線を遮ることで興奮や無駄吠えも防ぎやすくなります。
ペットが自由に遊べるスペースを確保しながら、安全も守る外構設計が理想です。
ペットとの暮らしには、エサ・おもちゃ・トイレシート・掃除用品など、さまざまなアイテムが必要になります。収納を工夫することで、家の中をすっきり保てます。
ペット用品をひとつの場所にまとめて収納することで、物の管理がしやすくなります。
キャビネットや引き出しに「ペット専用コーナー」を設けると、必要なときにすぐ取り出せて便利です。
リードやお散歩グッズも一括管理できます。
掃除機やウェットティッシュ、トイレシートなどの消耗品は、出し入れしやすい場所に収納しましょう。
ペットの行動エリア近くに収納スペースを設けると、すぐに掃除や補充ができてストレスが減ります。
ペットにいたずらされないよう、扉付きの収納が望ましいです。
散歩やシャンプーのときに便利なのが、玄関や洗面所近くの収納です。
タオル、シャンプー、ブラシなどをまとめておくことで、動線がスムーズになり、お世話の手間も減らせます。
ペット用のコート掛けやタオルバーを設置するのもおすすめです。
ペットとの暮らしをより楽しく、心地よくするためには、家族みんながペットを思いやる気持ちと、住まいの工夫が必要です。
リビングやダイニングなど、家族が集まる場所にペットとふれあえるスペースをつくると、自然とコミュニケーションが増えます。
ペットも人の気配を感じながら安心して過ごせるため、心の安定にもつながります。
見守りやすく、行き来しやすいレイアウトにすることで、家族とペットのつながりが深まります。
たとえば、アイランドキッチンやガラス越しの見える収納なども効果的です。
家全体がひとつのつながりある空間になるように考えることが大切です。
ペットは人よりも暑さ寒さに敏感です。夏は熱中症、冬は寒さによる体調不良に注意が必要です。
断熱性や気密性を高め、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせる家づくりを心がけましょう。
通風性を意識して、風が通る設計にすることも大切です。
注文住宅はペットとの暮らしをより良くするための工夫がたくさんできる選択肢です。最後に、大切なポイントをおさらいしましょう。
段差や落下防止、においやキズに強い素材の選定など、ペットの安全と快適さを第一に考えた設計が求められます。
衛生的で、掃除がしやすいことも大切です。
犬、猫、その他の動物、それぞれに適した空間があります。ペットの種類や性格に合った間取りを計画することが、快適な暮らしのカギになります。
ペットだけでなく、家族みんなが心地よく過ごせる空間をつくることが、豊かな暮らしにつながります。
ふれあいや安心感を大切にした家づくりを目指しましょう。
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